2010年10月21日木曜日
重症症例のGoA
さて、入れ歯の専門医をしていると色々な
難症例に出会います。
その中でもかなり珍しいのがこの症例
上の写真は患者さんに自由に描いてもらったゴシックアーチ
面白い事に前方から後方へ綺麗に運動しています。
檜山も初め見た時に綺麗に描けてると思いましたが
途中で
うーーーーん???
と変な感じを覚えてよくよく考えたら逆に描いている
と気づきました。
そして今度はこちら側から指示して練習してもらって
描けたのが下の写真です。
筋肉の強さが正しい位置では弱いと分かる状態です。
前咬みして後方への運動という長い習慣で筋肉の
バランスが整っていません。
ほかの症例は大抵セット後無調整なのですが
この患者さんは2回ほど来てもらいました。
今は24時間入れっぱなしで寝る時も外さず
よろこんでくれてます。
この症例はリヒテンシュタインの研究所に
レポートしましたが、向こうでも珍しいとの事。
こういう重症症例は楽しいです。