2011年1月10日月曜日
ヨーロッパ医療の歯肉形成@アイネクライネ歯科
上の写真はヨーロッパの専門医達がよく使う手法です。
ただスジを入れるのではなくキチンとした理論背景があり
部位によって方向が異なります。
1次埋没のときはちゃんとスジの中に石膏が入るように
筆塗りしていきます
面倒です。
でも下の写真のように何処にも気泡がなく綺麗に埋没できます
歯に形態と色調があるように、歯肉にも形態と色調があります。
これほど細かい細工を出来るのはあくまで
消化器としての口腔機能を反映した印象体が大前提です。
たまにこんなにスジが多いと食べカスが残りやすいのでは?
とか、グロテスク過ぎるのでは?といった質問もあります。
檜山の返答はいつも同じです。印象体がちゃんと生体を反映していれば
食べカスは残りません。グロテスクかどうかは
(患者さん次第)
要するにこの技術が出来るのであれば
普通に作っても良し、ディテールを入れてスジを沢山でも良し
セラミックも同じでタイルのように白い歯なのか
天然の歯のような色、形なのか。
入れ歯も同じ議論です。
この技術を持つ人間は質問をしてきません。
患者さん次第だと分かっているからですね
檜山は個人的にシンプルに作る方が経年劣化が少ないので
好きです。
でも、患者さんの要求によってはもちろんこういう手法を
用いることもあります。
そして、檜山先生は技工士さん達に言います。
檜山の技術以上の仕事をして下さい。
この写真以上の事を要求します。