イタリアの病院で、新生児に触れる前に正しく手洗いを行った看護師にボーナスを支給する対策を導入したところ、院内感染が30%減るという成果を上げた。
この病院はミラノ(Milan)にあるマンジャガッリ(Mangiagalli)病院で、特別予算20万ユーロ(約2160万円)を計上し、看護師70人に対し厳密な手順に従って手洗いをすることを条件に3000ユーロ(約32万6000円)のボーナスを支給することにした。
化粧室に監視カメラを設置し、手洗いの手順や時間を監視。こうして、新生児に触れる看護師の手に付着するバクテリアを抑制する。
同院新生児科のファビオ・モスカ(Fabio Mosca)氏は伊紙コリエレ・デラ・セラ(Corriere della Sera)に対し、新生児の集中治療は感染リスクが非常に高く厳格な衛生管理が必須であるため、手洗いボーナスを導入したと語った。(c)AFP