最近無料ゲームで有名なGREE。
でも、タダより高いものは無いの格言に曰く
結局は子供たちが高額請求の対象になっている。
歯科の広告でも無料カウンセリングや
インプラントセンターではCT撮影無料などと謳っています
ここで、少し広告について考えると
新聞の全国版ではなく例えば東京版などで
10センチ四方の大きさの広告を出すと
1回50万円~100万円。
勿論歯科医療と言えどボランティアではないので
最低でもテナント代、ドクター・スタッフの給料そして広告費
リース料金、電気・ガス・水道・光熱費、電話代
回収しなければならない損益分岐点はかなり高いです。
結果、無料なんとかと広告して無理な営業をするという
悪循環に陥ります。
その結果良い治療に結び付けば問題は無いのですが
大抵こういうシステムに依存するドクターはあまり腕が良くない。
広告依存型の歯科医療にあまりまともなドクターは見かけません
檜山も依頼で出張しますが、まぁ惨憺たる内容のクリニックが多いです
プロは自信を持ってこれは幾らですとハッキリ言います。
少し話題を大きくすると、国債は何故発行されるのか?
予算が足りないからですよね。
カナダは財政黒字なので国債は滅多に発行しません
大きさを歯科のレベルに戻して考えると何故広告をするのか?
経営形態や治療内容にもよるでしょうが
患者さんを集める為そして契約を取るためです。
最近は歯科訪問診療のマーケットに色んなデベロッパーが
進出してきてマージンを要求しています。
中には負担金の10%を徴収しないで優位に立っている
クリニック、法人も多いです。
いずれにせよ、デベロッパーは得をしますが
結果、現場のドクター・スタッフに減給や時間延長などの
シワ寄せが行ってしまい、治療自体がやっつけになって行きます。
GREEと同じように何かしら歯科医療でもオプション課金が
あれば良いのでしょうが、そうもいかないので歯科医も大変です。
無料の言葉には裏があるのでご注意を