ジョニー・デップは好きな俳優です。
今日は仕事の合間にThe Ninth Gateを観ました。
結末がどう解釈すればいいのやら?
少し疑問な映画です。
謎が沢山残ったまま終わってしまい
テーマが絞り込めません。
うーん、少し期待外れかな?
カルトでもないし、ホラーでもない
はたまたアポカリプスでもないし、
ルシファーの伏線はあっても、悪魔はない。
映画としてはイマイチでしたが、
ヨーロッパ書店巡りが趣味の檜山には
別の意味で面白いと思える内容でした。
(本)の大事さです。
最近、近代になって出版技術の発展とともに
無くしてしまった本の文化。
紙の質、インクの状態、装丁
本はその内容だけでなく、一つ一つのディテールが
その時代を反映した人間の叡智なので、
現在の量産本はすぐ買ってすぐ捨てる。
スイスの古書店に入るとやはり本の持つ
何だか知れないパワーを感じます。
仕事柄、入手困難な専門書などが手に入ると
大変嬉しいので、やはりiPadのような電子書籍は
苦手です。
何かの小説のセリフにあったのを思い出しました。
(クリップはもう使いきれないほど生産されているのに
未だに生産されこれからも生産され続ける。何故だろう?)
技術の発展で量産化される事により、矛盾が生れているという
事でしょうか?
本は出来れば大事にコレクションしていくという
価値観は大事にして行こうと考えさせられた
映画でした。