ホワイトニングの盲点

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今日、赤羽の院長から相談を受けて一人患者さんをカウンセリングしました。

ホームホワイトニングをしていて、出来ればもっと白くしたいとの要望でした。

こういう時は餅は餅屋。ホワイトエッセンス銀座を紹介しようと思いましたが、

皮膚の色が少し？？と引っかかったので患者さんに病歴を聞くと

膀胱癌で内視鏡のオペを２回やって、現在抗がん剤全てアレルギー反応が出てしまい

免疫力も２０パーセントしかないと泌尿器科で診断されてたそうです。

（どうして分かったのですか？）

患者さんは不思議そうに聞いてきます。

一応、１５００症例以上無歯顎、咬合治療をやってますので感と勘が働くと答えました。

こんなに免疫の下がった状態でホワイトニングの薬品がどう作用するか危険なので

ホワイトニングは却下です。美容も何も生きていて初めて成立します。

免疫が改善してからまた相談にくるようにと説明したら、患者さんの方が

やっぱりと納得してました。

病歴とその危険性を予知するのも歯科医療の一側面なので勉強は絶えずしないと駄目ですね。

久しぶりにアメリカのワシントンマニュアルを読み返そうと思います。

そう言えば今日は

誕生日でした。
facebookで海外の友人達がバースデーメールを沢山くれました。
日本では誰も祝ってくれない・・・
祝われる歳でもないですが　笑

いつも、昨日が今日に変わるだけで誕生日に何の意味があるのか？
と格好つけてますが、お祝いされると照れて恥ずかしいのが本音です。

全く損な性格ですね。

日本語では素直に表現出来ない事も他の言語では素直に表現出来る。

へそ曲がりです。

多分ヨーロッパの風土と思考、習慣のほうが合ってるようです。

向こうでは本当に普通にしてられます。何故だろう？

未だに疑問です。

４１歳にもなったし、クリニックに根を降ろして自分の道を行くようにします。

入れ歯は本当に痛い？

今日の専門治療は充実した内容で患者さんも喜んでくれて良かったです。入れ歯は痛いという訳の分からない広告は専門医としては腹が立ちますね。キチンと入れ歯、義歯の勉強もトレーニングもしないで、ちゃんとした義歯は出来ません。要するにヘタクソなだけです。言い過ぎたかな？ しかし現実的に入れ歯、義歯は臓器であり（無い）ところに（在る）様に見せて更に（機能）させるという究極の矛盾なのです。
最近は赤羽のクリニックで保険の治療も手伝っていますが、先日の症例なんて出来が酷すぎて
話にならない。製作した技工士は義歯が専門だと言ってましたが、少し質問してみると何も知らない。要するに義歯ではなく、入れ歯製作の専門であって医療としての臓器という考えは持ってない技工士さんが多すぎますね。
ドクターも技工士さんもヘタだと迷惑を被るのは患者さん達です。
ちゃんとした理論背景もなしに、技術トレーニングもしないで不用意に足を突っ込むと駄目です。
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技工士さんへGerald Ubassy☜クリック！！

Gerald Ubassy, dental ceramist, gold medal prize-winner of best workmen of France contest in 1986, directs his own laboratory since 1982.
セラミストの方は必見のページです。
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師は偉大なり☜クリック

facebookでGérald Ubassyという世界屈指のテクニシャンと交流が持てるようになりました。
これで世界のセラミックテクニシャンの頂点５人の内２人とコネクションです。ドイツ、スペイン。次はフランスをターゲット。
こうも、コネクションが持てるのは自己紹介の一文。
I am the last son of Herber Frick.
実際に最後の内弟子なので本当のことですが、入れ歯、義歯以外の分野でも我が師の
ネームバリューが通じてしまうのが本当に凄いです。師の名に恥じないようにしないと駄目ですね。
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Jean-cyril Hommé

歯には色、形があるように立体的な構造があります。日本の技工士さんのセラミックはマニュアル化された作品が多く個人的にはつまらない作品ばかりです。もっと自己主張してアートにまで昇華できるテクニシャンが育って欲しいですね。私はリヒテンシュタインの研究時代、アートと自己主張の極限にいるマイスターテクニシャンと仕事していたので、少し欲張りなのかな？
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ドイツの歯科ネット新聞☜クリック！！

ドイツ語ですが、読んでると友人達の活躍が分かって嬉しいです。
ドイツの最先端の歯科医療と技工の参考にどうぞ。
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Irene Lewis

ピカソ、エッシャーも好きですが、この作品は惹かれます。
歯ばかりみてると新しい発想が生まれないのでたまにはネットででも絵画鑑賞しないと、
インスパイアの機会に出会えません。

Pablo Picasso (1881-1973)

Pablo Picasso (1881-1973) and “Blue Nude” - http://www.art.com/gallery/id--a16/pablo-picasso-posters.htm - a twentieth century Grand Master who co-founded Cubism, was only 20 years old when his friend’s tragic death resulted in the subdued “Blue Nude. His “Blue Period” artworks, rendered in somber blues and greens, were part of an astounding 20,000 paintings, prints, drawings and sculptures he produced in his lifetime. Hauntingly beautiful and exquisitely composed, “Blue Nude” is one of Picasso’s best-selling pieces, and a testament to his ability to express complex emotions with one simple shade.

Laboratoire Dentaire Ivoire美容 セラミック

最近、facebookで世界中の歯科医、テクニシャンと交流してますが、
こういう作品をみると悔しくなる。負けず嫌いな檜山ですが、
患者さん達が受け入れてくれるかという現実の壁も大きいです。
良いんです。アートは自己主張とエゴの塊なのです。
いつかこういう症例に出会って日本から発信します。
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Clinical cases discussion with Prof. Cotti 根の治療

専門家は分かるでしょうが、一般の方には難しい内容です。
世界的にエンドのトレンドはこういう風になってます。
流石、です。

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Denis Rizzo

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この人もTOP 1OO THE MOST BEAUTIFUL PICTURES OF DENTAL CERAMICSのメンバーです。
１歯づつテーマを決めてキャラクタライズしている職人魂に敬服です。
ヨーロッパでは檜山の名前を知らなくても作品は有名なので、皆さん友達リクエストに
快く応じてくれます。もちろんリクエストかけました。

Al Hodges@Orlando, FL

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流石って感じですね。このセンスと感性。尊敬します。
TOP 1OO THE MOST BEAUTIFUL PICTURES OF DENTAL CERAMICS
に載るだけの事はあります。今友達リクエストした所です。
ヨーロッパでは言葉ではなく仕事で語る。これがスタンダードです。
厳しい世界ですね。

ヨーロッパ鉄道大好きです。

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Eric Kukucka@candulor

candulor社の人工歯、ivoclarの咬合器面白いですね。
このテクニシャンもかなりの高度なレベルです。これから仲良くなりたいです。


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Muchas gracias mi amigo Renzo, tu amigo HIRO.

Renzoさんの最近の作品。フェイスボウを用いてマウント。ストラトス１００でフェイスボウは
少し無理があるのでは？と少し突っ込んだら本人もそう思うと言ってました。
ドクターがフェイスボウで決めてきたらしいです。１００では意味はないのに気がつかないと嘆いてました。３００はまだ購入してないそうです。


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Camporeale Corrado Antonio@世界は広い

Facebookで知り合ったテクニシャン。日本の技工士さんと違って発想力とクリエイティブ性に驚かされます。技術力は日本人も高いのですが、こういうクリエイティブ性に欠けるのが少し悔しいですね。


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Grotta Azzurra＠italy

映画ローマの休日をモノクロで観てずっとどんな色なんだろうと思っていた子供の頃。
２００１年に初めてイタリアに旅行へ行ってトレビの泉、バチカン、真実の口
一通り見て回り夢見た色を自分の目で見れて感慨に耽ってました。
まさか自分が本当にイタリアまで来れるようになるとは思ってもみませんでした。
ヨーロッパなんて本と写真の世界でおとぎ話のようなものにしか思ってなかったからです。
今は一人で平気でブラブラ気ままにどこでも行けてしまいますが、初めて行った時は
やはり怖いイメージもありました。小心者です。
ちゃんと真実の口に手を入れて咬まれないのを確かめて（咬まれてもしょうがないですが）

折角のイタリアなので、オプションツアーで青の洞窟まで行って、貴重な世界を見れたのは
自分の人生の中でも有意義な経験でした。

あの（青）忘れません。

恥ずかしながら青の洞窟はパスタの一種としか思ってなかった若い日。
まだまだ、見てない見たい所が沢山あります。

impression body 印象体

日本の入れ歯の製作とヨーロッパの義歯（denture)の治療は全然別物です。
写真のように型取り、咬み合わせの高さ、咬む位置、周囲組織まで一度に情報を取り出して
幾何学的に分析します。この方法だと２回の通院で完成出来ます。
治療用の義歯はその日に出来上がりです。そして今回は見方です。
①後ろから観察する。管空構造がイメージ出来る状態になっている事。②周囲組織　この症例は頬筋が上手く働いてないのが伺えます。少しリハビリが必要になる事も多いです。
この２点　良くある質問は、どうやってマウントすれば？という馬鹿げた質問が多いのですが、入れ歯を作るのではなく、無歯顎治療であれば分かるはずと言うだけでそれ以上はコメントしません。
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a moment of the feather

15th Feb 2007 私の人生で一番嬉しかった日。
人生は儚い夢なのか、生きてる事が夢なのか。
時間は常に過ぎ去るけれど、羽を写真に納める。
写真の中に刹那の羽の時間を留める。

時間は連続して過ぎ去るけれど、記憶は留まる。

忘却は人間の救いなのでしょうが、この写真のように
頭の中に残る消えない記憶と刹那の時間は忘れないようにしないと。