英製薬大手のグラクソ・スミスクライン(GSK)の日本法人(東京)は4日、GSKが製造し、アース製薬が販売する入れ歯安定剤「新ポリグリップEX」の
生産を中止し、自主回収すると発表した。同製品は粘着性を高めるために亜鉛を含有。製品の使用によっては亜鉛の過剰摂取となり、貧血や手足のしびれなどの
副作用を引き起こす恐れがあるため。
2007年9月の発売で、計二百数十万本を出荷。現時点で13万1500本が流通しているという。これまでに、顧客から製品使用による手のしびれなど計
3件の問い合わせがあった。GSK側は因果関係は不明としているが、「予防的な措置」として製造中止を決めた。ただ、亜鉛を含まないその他製品の安全性は
問題ないという。
購入済みの製品については、返品や代替品への交換に応じるという。問い合わせ先はフリーダイヤル(0120)239912。
義歯専門医として一言
入れ歯安定剤の長期連用は口腔粘膜の毛細血管を破壊して
より悪い状態を作ります。
入れ歯は寝るときに外しますが
義歯(専門医の治療による)は24時間入れっぱなしで大丈夫です。
入れ歯安定剤を使用するような義歯は患者さん達に提供しないので
不勉強でしたので安定剤もすこし勉強して啓蒙しないといけないですね。