普段インプラントのトラブルシューティングで治療に行く檜山ですが、
インプラントが悪いと言う事ではないので誤解の無いように書かないとです。
良いインプラント医というのは患者さん達からは分から無いですよね?
過去の私の経験上、良いインプラント医に共通してるのは、
1:標榜しない
つまりインプラントを看板に掲げていないと言う事です。
良いインプラント医はその善し悪しを理解しているので
万能ではないと理解していて且つ否定的です。
代表的存在は東京歯科の臨検講座教授 井上先生でしょう。
山王病院の口腔外科部長の荒先生も然り、三井記念病院の津山先生も然り。
インプラントは方法論の一つであって、患者さんとのマッチングが第一と
考えるドクター達は信用できます。
逆に銀座、表参道界隈でインプラントを標榜して広告展開している
クリニックは気をつけた方が良いでしょう。
理由は単純。インプラントありきで、患者さんを評価していない事が多い
広告費が半端ではない金額になっていて、回収しなければならない。
その結果無理な治療をして行く。
現に自称世界一と言っている銀座の先生は恐ろしい治療の嵐で
技工士さんから設計の相談が沢山来ます。
では、患者さんはどういう風に聞けば良いのか?
これも単純。何本の経験があるかを聞いて、その内の何本が失敗だったか。
失礼な質問だとは思わずに堂々と聞きましょう。
失敗症例数を話せるドクターは信頼できます。
理論値でしか話さないドクターは駄目です。95%以上成功率があると言ってきます。
では、何本の経験だったら信用できるか?すくなくともインプラントを標榜してるからには
最低でも500本~1000本は経験があって当たり前です。(国際的な基準ですが)
2:格安でない
ハッキリと言います。
安かろう悪かろうです。
結果オーライで良いときもあるでしょうが
考えて下さい、自分の体に埋め込む手術ですよ?
ある一定の平均相場より格安な標榜するところは避けた方が無難です。
1本のトータルが30万円~50万円の間で推移してます。
値段の開きはクリニックの導入しているインプラントシステムの違いです。
3:技工士さんが立ち会わない
よく見掛ける光景です。
技工士さんが立ち会うのは犯罪スレスレのグレーゾーンです。
ちなみに、技工士さんが患者さんに触れるのは犯罪になります。
これは、矛盾した話なのですが、例えば近所のおじさんが同じ時間に
同じクリニックにならんで座って治療を受けていたとして
気軽に話しかけてきて洗っても無い手で、どれどれと、口の中に
手を入れても日常の光景で犯罪ではない笑い話ですが、
技工士さんが口の中に手を入れたら犯罪なのです。
歯科技工という医療に携わるが故の事象です。
そのライセンスでお金を稼いでいるので、当然です。
まともなドクターは技工士さんを絶対立ち会わせません
まして患者さんを触るのは論外だと分かっているのです。
ドクターのせいで現実に犯罪者になってしまい、ライセンス剥奪
というのも意外に多いのです。
こんな所でしょうか?ご参考までに