2010年3月27日土曜日
ホワイトニングの盲点
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今日、赤羽の院長から相談を受けて一人患者さんをカウンセリングしました。
ホームホワイトニングをしていて、出来ればもっと白くしたいとの要望でした。
こういう時は餅は餅屋。ホワイトエッセンス銀座を紹介しようと思いましたが、
皮膚の色が少し??と引っかかったので患者さんに病歴を聞くと
膀胱癌で内視鏡のオペを2回やって、現在抗がん剤全てアレルギー反応が出てしまい
免疫力も20パーセントしかないと泌尿器科で診断されてたそうです。
(どうして分かったのですか?)
患者さんは不思議そうに聞いてきます。
一応、1500症例以上無歯顎、咬合治療をやってますので感と勘が働くと答えました。
こんなに免疫の下がった状態でホワイトニングの薬品がどう作用するか危険なので
ホワイトニングは却下です。美容も何も生きていて初めて成立します。
免疫が改善してからまた相談にくるようにと説明したら、患者さんの方が
やっぱりと納得してました。
病歴とその危険性を予知するのも歯科医療の一側面なので勉強は絶えずしないと駄目ですね。
久しぶりにアメリカのワシントンマニュアルを読み返そうと思います。